PLANETARY
HEALTH 地球環境との共生

MS&ADグループでは企業向けの火災保険で、被災建物等の復旧時に、新たにCO2排出量削減につながる設備等を採用する際の追加費用を補償する「カーボンニュートラルサポート特約（脱炭素化対策費用補償特約）」を提供しています。

MS&ADグループ傘下の保険会社4社は、インパクト投資を通じて、経済的リターンの獲得と同時に、ポジティブで測定可能な環境的インパクトの創出をめざします。環境・社会への評価・管理の知見を蓄積することで、SDGsの達成に貢献していきます。

MS&ADグループとMS&ADインターリスク総研は、2023年4月に「将来洪水ハザードマップ」を無償公開、24年1月には全世界の洪水のリスク分析が可能な「洪水リスクファインダー」を公開しました。利用する企業は、将来の洪水リスクを把握し、気候変動対策の促進と事前防災対策の検討が可能になりました。

気候変動は、お客さまの事業環境に大きな影響を与えます。異常気象や天候不順によってお客さまが被る損失を軽減するための天候リスク商品への関心が高まっています。

MS&ADグループでは天候デリバティブや天候指数保険の提供で、お客さまの多様なニーズに応えます。

MS&ADグループは、シリコンバレーで最先端を走る気候変動リスク分析のスタートアップ・Jupiter社と開発した「TCFD（気候関連財務情報開示タスクフォース）向け気候変動影響定量評価サービス」を提供しています。

「自然関連財務情報開示タスクフォース（TNFD）」は、2023年9月に開示提言第1版が公表され、ネイチャーポジティブな活動の促進に向けた動きが本格化しようとしています。MS&ADグループでは、タスクメンバーを輩出するなど、情報開示フレームワークの開発に向けた動きを積極的に支援するとともに、企業のTNFD提言に沿った情報開示の支援を進めています。

MS&ADグループは、三井住友フィナンシャルグループ、日本政策投資銀行、農林中央金庫とともに、企業のネイチャーポジティブへの活動を支援する金融アライアンスを2023年2月に立ち上げました。TNFD開示提言への企業の対応度合いを可視化する「FANPS簡易診断ツール」や、ネイチャーポジティブに資するソリューションを集めたカタログ「Toward Nature Positive Solution Catalogue」を無償提供するなど、企業のネイチャーポジティブ転換を促進・支援していきます。

MS&ADグループは「地球環境との共生（Planetary Health）」を重点課題の一つに掲げ、自然環境の保全・再生や環境負荷低減、 防災・減災、地方創生をテーマとした「グリーンアースプロジェクト」に取り組んでいます。